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  • 執筆者の写真奄美せとうち観光協会

加計呂麻島を探索『カケロマドットコム』のエコツアーガイドで記憶に残るオンリーワンの旅を!


加計呂麻島を探索『カケロマドットコム』のエコツアーガイドで記憶に残るオンリーワンの旅を!

奄美大島の最南端・瀬戸内町古仁屋から、フェリーに乗り継ぎ、着いた場所は、”加計呂麻島”。


加計呂麻島でエコツアーガイドとして活躍している『カケロマドットコム』の寺本さんに、加計呂麻島半日コースを案内していただきました!


待ち合わせ場所は、事前にお客さまとやり取り行い、寺本さんから指定してもらいます。

加計呂麻島を探索『カケロマドットコム』のエコツアーガイドで記憶に残るオンリーワンの旅を!

カケロマドットコム寺本さんのエコツアーは、お客さまのご要望に応じて決まります。基本コースは3時間コースと6時間コース。もちろん1日コースもあります。

加計呂麻島を探索『カケロマドットコム』のエコツアーガイドで記憶に残るオンリーワンの旅を!

待ち合わせ場所へは、寺本さんが車で迎えてくれました。加計呂麻島は、狭い道が多いため、スピードはなるべく落とし、しっかり前を見ながら走ることをおすすめします。林道はさらに道が狭く整備されていないため、慣れていないと不安にもなります。ガイドさんと同行なら、助手席に乗ってゆっくりと加計呂麻島を感じることができます!


今回のコースは、加計呂麻島の渡連集落から始まりました。

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寺本さんのエコツアーは、車に乗りながら奄美大島にまつわる様々な文化や歴史を詳しく聞かせてもらえます。そしてポイントに着くと車から降り、集落を一緒に回りながら話して頂くので、とても新鮮に加計呂麻島を知ることができます。


渡連集落からゆっくりと車を走らせ、生間(いけんま)集落を通り、諸鈍(しょどん)集落へやってきました。

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平安時代の源平の戦いに敗れた平資盛(たいらのすけもり)が住む城を築いた場所と伝えられています。平資盛を祀った大屯(おおちょん)神社があります。鳥居をくぐると、真ん中には土俵、右手には平資盛の墓碑があります。


木々に囲まれた大屯神社、諸鈍集落も静かな場所なので、耳を澄まさなくともセミや野鳥の大合唱が聞こえます。


「独特なセミの声、分かる?『みゃおんみゃおん』と鳴いているのが、夏の終わりを知らせてくれるオオシマゼミよ!」


「セミじゃないみたい!鳥みたいな鳴き声ですね!」


都会っ子のわたしには、聞いたことのない鳴き声です。取材したのは9月中旬、奄美はまだまだ暑いですが、人の気配のない山奥はとても涼しく心地よい気候でした。

諸鈍集落といえば、国の重要無形文化財に指定されている『諸鈍シバヤ』が有名です。


シバヤとは、『芝居』がなまったものといわれていて、平資盛が地元の人との交流を深めるために始まったといわれています。旧暦9月9日に開催され、毎年多くの見物客が訪れる演芸です。寺本さんは、身振り手振り、唄をうたいながら、諸鈍シバヤについて教えてくれました。

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大屯神社の側には、島唄『諸鈍長浜』の歌詞が綴られている碑があります。琉球兵と諸鈍美人のロマンスが唄になったといわれており、今もなお唄いつがれている島唄です。

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次に車に乗り込み向かったのは、諸鈍長浜の観光スポット『デイゴ並木』。寺本さんはデイゴ並木まで向かう途中も、たくさんの小ネタを教えてくれました。

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話をしているうちに、大きなデイゴの木が!樹齢300年以上の大きな巨木が、諸鈍長浜の海沿いに綺麗に並んでいます。

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諸鈍長浜のデイゴ並木は、5月~6月に真っ赤な花を咲かせます。遠くから見ても迫力満点です!

次に向かったのは、押角(おしかく)集落、呑之浦(のみのうら)集落です。

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トイレ休憩もかねて車を止め、この集落にある観光スポット『島尾敏雄文学碑』や、『震洋隊基地跡』を歩いて散策します。

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寺本さん「さて、問題です!この木はなんというでしょう?木の根っこがとても斬新でしょう!」


わたし「ん?とても面白い木ですね、枝が四方八方に伸びているからガジュマル?」

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寺本さん「ブー!!違います!この木は、サキシマスオウノキ。根っこの形状は板根(ばんこん)と言います。この木は、海側に倒れないように陸側に太い根をつける面白い木!サキシマスオウノキの実は軽く海に種を落とし子孫を広げようにしているのよ!とっても面白いでしょう~!」


寺本さんは、お客さまに問題を出しながら、面白おかしく色んな生き物の知識を教えてくれます!

加計呂麻島を探索『カケロマドットコム』のエコツアーガイドで記憶に残るオンリーワンの旅を!

奥へ進んで行くと、木々が生い茂る緑いっぱいの奥に島尾敏雄文学碑が見えてきました。


昭和19年、第十八震洋隊の隊長として加計呂麻島の呑之浦にて特攻基地を構え待機しましたが、出撃せずその1年後の8月15日に終戦を迎えました。戦争から生き延び、特攻隊での経験が小説家島尾敏雄として、多くの文学作品を生み出したといいます。

島尾敏雄文学碑の奥には、島尾敏雄さんの奥様ミホさん、娘マヤさんのお墓があります。

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そして、海沿いを歩くと、島尾敏雄さんが指揮していた震洋が、震洋隊基地跡として残されています。『震洋』とは日本が作った特攻兵器で、1人乗り、または2人乗りの小型モーターボートに炸薬を積み、敵艦隊に向け全速力で衝突し自爆する部隊のことをいいます。

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実際に使っていた場所に、レプリカの震洋が飾られています。


ここ呑之浦集落は、赤色泥岩が出る場所です。遠くは綺麗なブルーですが、手前は赤色泥岩で赤く見える変わった浜です。

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ここは5mの震洋を隠していた豪です。寺本さんと一緒だったので、中に入ってみました。ここも赤色泥岩なので、赤い岩がたくさんありました。目が慣れてくると奥が見えてきました。奥行は27m程あるそうで、今はコウモリの住処になっているそうです。当時の様子をうかがい知ることができる場所でした。 

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次に向かったのは、西阿室(にしあむろ)集落です。集落の入口には、大きなガジュマルの木!とても立派だったので一枚パシャリ!


西阿室集落を過ぎ、寺本さんが嘉入集落にあるmarsa(まーさ)のランチを予約してくれているということで伺いまいした。※marsaランチは要予約

私の身長の何倍もある大きなバナナの木が出迎えてくれ、marsaの店主がちょうど畑にいらっしゃったので、そのままお店まで一緒に歩いて行きました。

細い道を歩いていくと、お店を発見!店内はmarsaの店主が育てた果物で作る無添加ジャムや野菜で作るピクルスが購入できます。

ゆったりとした時間が流れる店内で、おまかせパンとスープのランチを注文しました。

marsaランチは、パンも自家製!国産小麦粉使用、卵不使用、白砂糖不使用、奄美産黒糖使用とこだわりのランチです。自家製ピクルスとスープ、パンには色とりどりの南国果物marsaジャムをつけて食べます。最後は、自家製パンを使ったピザ!ボリューム満点、お腹いっぱいになりました!marsa自家製ジャムは、ネットでも購入可能です!


加計呂麻島でランチをするなら予約や営業を電話で確認する必要があります。ランチはどのお店も手作りで美味しいお店ばかり!ガイドをお願いすれば、ランチの手配もしてくださるので、安心して加計呂麻島を楽しむことができます!

寺本さんのガイドと加計呂麻島に心もお腹も満たされ、瀬相港へ送って頂き本日のツアーは終了です。

加計呂麻島を探索『カケロマドットコム』のエコツアーガイドで記憶に残るオンリーワンの旅を!

カケロマドットコム寺本さんより一言。

「加計呂麻島を観光される際は、少し予習をして来て頂くともっと楽しめると思います!また、ツアーガイドをつけることでより記憶に残りストーリーが深まっていきます。奄美大島加計呂麻島の奥深くを知ることで皆様の”旅”をより素敵なモノにしていけるよう、精一杯頑張ります!」


加計呂麻島は広く、まだまだ素敵なスポットがたくさんあります。是非、みなさんも寺本さんのカケロマドットコムツアーで旅してみてください!


加計呂麻島のガイドブックまんでぃを購入し予習することで、もっと旅を楽しめるかもしれません!


※まんでぃは奄美せとうち観光案内所で購入可能です。発送をご希望の方はこちらまでお問い合わせください。(1冊1,000円+送料)

 

【店舗情報】

店舗名:カケロマドットコム

営業時間:8:00~21:00

住所:鹿児島県大島郡瀬戸内町諸鈍417

定休日:諸鈍集落の豊年祭の日

電話番号:080-5247-4425

*2019年に取材しております。以降、内容変更となる場合があります。

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