加計呂麻島はフルーツ天国
- クーミン
- 4 日前
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更新日:3 日前
今回の投稿では、意外と知られていない、加計呂麻島で育てられているフルーツについてまとめてみたいと思います。どんなフルーツが栽培されていると思いますか?

こちら、紫と白のコントラストが美しい、南国らしい個性あふれるパッションフルーツの花。

代表的なものは、夏は皇室献上フルーツのパッションフルーツに始まり、マンゴー、ドラゴンフルーツ、冬場になると柑橘系の中でも“たんかん”という品種のみかんが有名です。

今回は、その中でもマンゴーとドラゴンフルーツの栽培に取り組む「川島フルーツ農園」さんを訪ね、農園を見学させていただきました。川島さんのフルーツ農園は、加計呂麻島の瀬相港側にある「勢里(せり)集落」にあり、目の前にはまるでプライベートビーチのような美しい海が広がる、贅沢なロケーションに位置しています。
ドラゴンフルーツ畑の様子。

こちらドラゴンフルーツの蕾。島では天ぷらやおひたしなどにして食べたりします。

蕾がそっと花開く様子は、とても神秘的で幻想的です。夜にだけ咲き、一晩で散ってしまうこの花ですが、川島フルーツ農園さんでは一度に数百輪が咲くこともあるそう。静かな闇に現れる可憐な白い花びらが、畑一面をぱっと華やかにしてくれます。

ドラゴンフルーツはサボテン科の食用月下美人の一種の果実(別名ピタヤ)で、加計呂麻島では甘みがギュッと詰まった果肉の赤い果実の栽培に取り組んでいる農家さんが多いようです。

贅沢な食べ方ですが、加工せずそのまま食べるのが一番。みずみずしくジューシーな美味しさが口いっぱいに広がります。ドラゴンフルーツの旬は10月いっぱいまで続くので、ぜひ川島フルーツ農園さんを訪ねてみてくださいね!
見事金賞受賞!川島フルーツ農園のマンゴーたち
さて川島フルーツ農園さんではドラゴンフルーツだけでなく、マンゴー栽培にも力を入れています。

今年の奄美大島・喜界島マンゴー品評会では、川島さんが育てたマンゴーが見事金賞を受賞!←Yahoo!ニュース
その秘訣は肥料にあるそうで、なんと“バカス”(サトウキビの搾りかす)を使っているのだとか。島ならではの自然の恵みを循環させた工夫が光ります。

加計呂麻島の自然の恵みをたっぷり吸収した国産マンゴーは、濃厚で甘みがぎゅっと詰まっていて、口に入れるとジューシーな果汁があふれます。その芳醇な香りとまろやかな舌触りは、まさに格別の美味しさです。金賞受賞の効果もあり、今年のマンゴーはすべて完売!来年はぜひ、お早めにご予約くださいね。

そしてこちらは川島さんが営んでいる民泊施設。農園から車で5分弱の集落「於斉(おさい)」にあります。夏の季節は宿泊者限定でマンゴーやドラゴンフルーツのサービスがあり、うれしい特典ですね!
【川島フルーツ農園&民泊施設】
⭐︎奄美せとうち観光協会員店舗
TEL : 090-7445-8911
インスタID @kawashima_fruit_nouen
予約や農園見学などお気軽にお問い合わせください。
加計呂麻島のフルーツカレンダー

すもも:5月下旬〜6月下旬
島バナナ:5月下旬〜10月頃
グァバ(バンシロウ):8月〜9月
パッションフルーツ:6〜8月
マンゴー:7〜8月
ドラゴンフルーツ:7〜10月
グァバ(バンシロウ):8月〜9月
島レモン:10月〜3月
津の輝き(みかんの一種):12月上旬〜2月上旬
たんかん:2月上旬〜3月中旬
青パパイヤ:一年中
※その年の天候などにより、必ずしもこの通りとは限りません。一つの目安として参考にしてください。
ちなみに夏のフルーツを楽しめるのは 7~8月 がベストシーズン。「たんかん」は2月1日から収穫が始まり、3月中旬頃まで「いっちゃむん市場」に並びます。すももや島バナナ、グァバ(島では“バンシロウ”と呼びます)、島レモンなど季節ごとに並びますが、生産量が少なかったり日持ちがしなかったりと、島外には出回りにくいので見つけたらラッキー!ぜひ味わってみてください。

瀬相港の目の前にある’いっちゃむん市場’。いっちゃむんとは島の言葉で’良いもの’を表します。
(連絡先)0997-76-0290
(営業時間)9:00〜18:00まで
※天候や旧暦の祭日などに合わせて休む場合あり。
夏の期間限定!貴重なランチ情報

最高のロケーションで味わう、島では珍しい日本そば。
川島フルーツ農園さんがある「勢里(せり)」集落には、夏の間(6月末~10月中旬)に営業しているお蕎麦屋さん「一心庵」があります。冬場は本店がある南阿蘇で営業。散策の合間に立ち寄ってみるのもおすすめです!
【そば処 一心庵】 TEL: 090-7982-8722
土日・祝日のみ、11:00〜14:00までの昼営業。
今回の’ぐる〜りかけろまっぷ’では、あまり知られていない加計呂麻島のフルーツの魅力についてまとめてみました。ぜひ、自然のエネルギーをたくさん吸収した島のフルーツを味わいに来てくださいね。お待ちしております!
さて次回はいよいよ登場!島の子どもたちの安全を見守る’伊子茂 まもるくん’のいるエリア周辺へと続きます。お楽しみに!!
∞◆∞ お願いごと ∞◆∞
加計呂麻島は、島に人が暮らしている**“有人離島”**です。観光で訪れる際は、島民の暮らしに配慮しながら、思いやりのある行動を心がけていただけると嬉しいです。
また、プラスチックごみやペットボトルなどはなるべく持ち帰るようにし、自然環境の美化と保全にもご協力をお願いいたします。
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