旧暦9月9日に蘇る『生きた昔話』〜加計呂麻島・大屯神社の諸鈍シバヤ取材記〜
amamisetouchikanko
11 分前
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秋風が心地よく吹き抜ける加計呂麻島の大屯神社。旧暦9月9日に行われた国指定重要無形民俗文化財「諸鈍シバヤ」
には、島内外から200人を超える人々が足を運び、境内は大きな熱気と笑顔に包まれました。

平家落人の伝説をルーツに持ち、独特の仮面をつけて繰り広げられる演目の数々は、まるでタイムスリップして「生きた昔話」を覗き見しているかのよう。ハブやイノシシといった島のリアルな暮らしや伝承がユーモラスに描かれ、途中にはゲストによる歌の披露などもあって、会場は大いに盛り上がりました。最後まで観劇した観客からは「見応えがあって、本当に最後まで楽しかった!」と大満足の声が聞かれました。
また、祭りの最中には「ホーエラエイ」とともに「力飯(ちからめし)」が振る舞われ、一年の無病息災や健やかな暮らしへの祈りがみんなで分かち合われました。
地元の方がしみじみと語ってくれた言葉がとても印象に残っています。
「シバヤは、諸鈍の人の誇りなの」
その言葉の通り、誇りと愛着を持ってこの伝統を守り抜いてきた大人たちの背中を、子どもたちもしっかりと見つめていました。
子どもにインタビューをすると、
「いろんな人が見にきてくれる諸鈍シバヤが好き。僕たちも練習して残して行きたい」
「また来年もぜひ来てほしい」――そんな温かい笑顔と招きの言葉に送られ、島の宝物が未来へしっかりと手渡されていく瞬間を肌で感じる、忘れられない一日となりました。





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