ぐる〜りかけろまっぷ〜寅さんに思いを馳せる諸鈍・デイゴ並木〜

加計呂麻島には魅力あふれる名所が至る所にあります。今回の’ぐる〜りかけろまっぷ’では、寅さんのロケ地にもなった、諸鈍（しょどん）と徳浜（とくはま）エリアを2回に分けてご紹介していきます。ちなみに港は生間（いけんま）港になります。

瀬相港とはまた雰囲気も変わり、山々に囲まれています。

生間港のデイゴの花。朱赤色の花びらが鮮やかにお出迎えしてくれました。

今回は梅雨入り直前で比較的天気も良かったので、港から諸鈍を目指して歩いて散策してみましたが、バスを乗り継いだり、レンタカー（奄美せとうち観光協会登録会員あり）を借りて回ることもできます。※情報サイトの関連記事でチェックしてくださいね！

港を背にしてまっすぐに進んでいくと、この看板が見えてくるので、「諸鈍デイゴ並木」を目指して、緩やかな坂道を進んでください。

登り途中に、新緑の木々の葉の合間から、遠くに古仁屋市街地が見える場所あり。鳥の囀りに包まれながら、ゆっくりと歩いてみてくださいね。

こちらは木々の隙間からなんとも美しい色の諸鈍湾が見えています。

遠くに少し霞んで見えるデイゴ並木。（R7.5.18撮影）

坂を下ると諸鈍集落の入り口に祀られている大屯（オオチョン）神社が見えてきます。この看板が目印。

集落の方々がいつもキレイに掃除をされているそうで、大切に守られているのが伝わってきます。

御祭神は應神天皇（オウジンテンノウ）・神功皇后（ジングウコウゴウ）・三位中将小松（平）資盛郷（サンミチュウジョウコマツスケモリキョウ）。詳細はお社向かって左に記載あり。

毎年神社の境内では、旧暦の9月9日（クガツクンチ）に行われる大屯神社祭があり、指定重要無形民俗文化財『諸鈍シバヤ』（島の宝100景にも認定）が披露されます。『諸鈍シバヤ』は、源平の合戦で敗れた平家の落人の一人「平資盛」が住民との交流のために伝えたと言われる伝統芸能であり、約800年の歴史を誇るそう。毎年この日は諸鈍集落に所縁ある島っちゅだけでなく、島外からもたくさんの人が観に訪れています。

こちらは昨年（令和６年）のシバヤの様子。是非一度は、旧暦の9月9日（クガツクンチ）の時期にも足を運んでみてくださいね！

さて、そこから浜に出てみました。

田中一村さんの絵を思わす’アダンの実’。キレイに色づいていましたよ。

そして「男はつらいよ〜寅次郎紅の花〜」のロケ地となったこの場所に記念碑あり。その時のセリフも刻まれています。

諸鈍長浜公園からの景色。駐車スペースもゆったりとあり、天気のいい日にはピクニックも楽しめるかも！

こちらからデイゴ並木道に向かって歩いていきます。

遠くに見えていたデイゴ並木の様子。動画でお楽しみください。

諸鈍のデイゴ並木道といえば、この時期に朱赤な花を咲かせ華やぐのですが、今年はまだ葉の状態。樹木医の先生により治療はしていると聞いていますが、なんせ３００年以上経つ巨木群。老木化しているので、近年は満開になるのも難しいようです。。。これも自然の摂理。ありのままの樹々の様子を楽しむのも一つですね。

寅さんに思いを馳せる「リリーの家（伝泊）」

そしてこの並木道のすぐ近くに、寅さんのロケでも使われた古民家「リリーの家（伝泊）」（⇦予約サイトはこちらをクリック）があります。　※奄美せとうち観光協会会員

寅さん、ファンにはたまらない場所。ロケ地と重ねながら寅さんを見ると、その時の時代にタイムスリップしたような気になるかも？目の前に広がる諸鈍の海の音に耳を傾け、またデイゴ並木を眺めながら、ゆっくりとした時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。

諸鈍エリアのホッと一息はこちら・・・

加計呂麻島展示・体験交流館内にある「かけろまカフェ」（連絡先：0997-76-0676）※奄美せとうち観光協会会員

目の前に広がる諸鈍湾を見ながら、ブランチタイム。この日は自家製パンのBLTバーガーをチョイス。手作りのケーキなど、デザートもあり。

ゆっくりした後は、加計呂麻島の歴史や伝統芸能を知ることのできる展示室へ。

ちょっとしたお土産品も購入できます。島の店「いっちゃむん屋」※いっちゃむんとは「いいもの」の意味。

問い合わせなどはこちら⇨　加計呂麻島 展示・体験交流館公式H P

寅さんに思いを馳せながら散策する諸鈍エリアのショートトリップ、いかがでしたでしょうか。ここからさらに車を走らせ、同じくロケ地になった徳浜エリアをご案内します。こちらは次回へつづく・・・　⇦クリックして飛べます。

’ぐる〜りかけろまっぷ’　今回も最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

パンフレットが新しくなっています。旅のお供に、記念に、是非、お手に取ってくださいね！