top of page
amamisetouchikanko

瀬戸内町西方地区モニターツアー

1/19(日)『瀬戸内町西方地区 モニターツアー』が実施されました。

観光協会からは、水野が参加してきました。

主なメンバーはWWFJapan、クルーズ観光のコンサル担当者、旅行会社、奄美の観光業者や興味のある方及び行政からの参加がありました。


今回のツアーは、「奄美の自然を守る会」が主催。瀬戸内町西側の新しいツアー構築を目的としたものでした。奄美大島の南部観光は、主に「加計呂麻島」に行くことがメインになっていますが、その他の地域にも面白い場所や文化、景色がいっぱいあります。そこで、瀬戸内町の有する「大島海峡」を使って、船とバスを利用した新しい観光ルートを考えてみようという試みとなりました。


季節的な天気の心配がありましたが、当日はいい天気で無事モニターツアーに出ることができました。

まずは、船からの出発「大島海峡ツアー」です。


せとうち海の駅に集合、古仁屋港から「グラスボートりゅうぐう」へ乗り込みます。冬季は透明度がよく、この日も最高の透明度!船底にあるガラス越しに無数のサンゴや魚を見ることができました。濡れることなく暖かい恰好でゆっくり海の中を見られるのでいいですね!せとうち海の駅に集合、古仁屋港から「グラスボートりゅうぐう」へ乗り込みます。冬季は透明度がよく、この日も最高の透明度!船底にあるガラス越しに無数のサンゴや魚を見ることができました。濡れることなく暖かい恰好でゆっくり海の中を見られるのでいいですね!

珊瑚礁を見ながらグラスボートで油井の桟橋まで移動し、そこから小型船に乗り換え、タイの養殖見学へ。大島海峡は、台風の影響も少なく海流が速いおかげで養殖に適しています。今回はタイの給餌体験も。餌をまくたびに多くのタイが水面めがけてあがってくるのがみられました。船長が「カメもよくいるんだよ」と言ってると船の真下にウミガメが!さらに養殖見学を終えて走り出すとイルカまで!!奄美の海はすごいですねー。


油井を出てゆっくりと大島海峡の景色を見ながら西古見(にしこみ)へ。ここでクジラも!と思って探しましたが残念ながら時間が短く見つけられませんでした。


昼には西古見に到着し、防災センター(公民館)で昼食です。昼食は特別に頼んだ島のごはん弁当。島の食材をふんだんに利用して優しい味のおいしいお弁当でした!新鮮なタイのお造りもには、歓声があがり美味しく頂きました。

昼食中には、地元の文化に詳しい西古見出身の山本先生に「西古見の昔話」をしていただきました。西古見は道路で古仁屋から1時間以上かかるので遠いイメージですが、海の交通が中心だったときは重要な港として栄えていました。とくに明治の後半には鹿児島のカツオ漁が入り、多くの人々でにぎわったそうです。その後、大正に入ると重要な戦争拠点としていろいろな施設が作られ、現在でもその痕跡が戦争遺産として多く残っています。地元の方のお話でただ行くだけではわからないいろいろなお話をお伺いすることができました。


昼食後は、「バスツアー」開始です。まずは西古見観測所跡に。観測所には、まだ施設や当時に書かれた絵がそのまま残っています。山本先生のお話を聞きながら西古見の三連立神を見たり海を眺めたり。景色を堪能したあとは集落に戻り散策です。西古見集落には、昔ながらの「サンゴの石垣」がたくさん残っています。その石垣を横目に集落の中を歩き、会う地元の人にお話を聞いたり、昔の水くみ場のパワースポットを見たり。あっという間に時間が過ぎました。

山本先生貴重なお話ありがとうございました。


西古見からバスに乗り、今回最後のスポット、久慈(くじ)集落へ。久慈ではここ数年で見つかった明治白糖工場跡地を見学しました。案内人は、エコツアーガイドの供利さん。まだ詳細はわかってないそうですが、相当大きな施設だったらしく、現場にはあちこちに赤いレンガの破片が落ちています。さらにハクトウイシ(製糖工場の基礎だったといわれる鹿児島の凝灰岩)も集落の石垣等につかわれておりみることができます。久慈集落は明治から昭和にかけて、白糖工場だけでなく先生を育成する学校もあったことから、南部の要の町だったようです。

〔久慈の白糖工場模型は、「せとうち海の駅」に展示中〕

公民館では、久慈集落の区長さんや婦人部の方に宇検村で焙煎しているおいしいコーヒーと、島あるあるのお茶請けのお漬物と丸いドーナッツをいただきました。久慈は島の歌謡で有名なルリカケスという歌がありますが、作者の永井竜雲さんの実家でもあります。突然一曲歌いましょうとなり、ガイドの供利さんに無茶振りされていましたが、ほんとに上手でした!島のツアーは無茶振りや突然な縁でお話を聞けるとかがありますが、これも醍醐味ですね。

最後は久慈からバスで古仁屋に。今回はモニターツアーだったのでアンケートを書いていただいたところ、皆さん本当に楽しんでいただけたようです。

これまで船と車を利用した西方のツアーがなかったので、今回のツアーに参加して説明もさせていただきましたが、新しい可能性を感じました。今回、旅行会社も参加されていたのでぜひ今後新しいパックとして作っていただければと思います。


西古見集落、久慈集落、関係者の皆様、ありがとうございました。

Kommentare


bottom of page