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瀬戸内町加計呂麻島でトレッキング!海、山、川をのんびりと探検するなら『クロスアイランド奄美』へ!


今回取材したのは、奄美大島の瀬戸内町にある最南端の島、加計呂麻島で奄美群島認定エコツアーガイド『クロスアイランド奄美』でトレッキングツアーを体験してきました。

せとうち海の駅にて瀬相港までのチケットを購入。そしてフェリーで20分揺られ、瀬相港に到着です。加計呂麻島の瀬相港での待ち合わせでした。

今回のツアーガイドはクロスアイランド奄美代表の佐藤幸雄(さとうゆきお)さんです。2月半ばというのに最高の天気に恵まれました!

今回のトレッキングツアーの内容は、佐藤さんにお任せです。加計呂麻島の瀬相港から西へ車で走ること約50分、実久集落へ向かいます。


加計呂麻島の道は海岸線が多く、アップダウンとカーブが多くスピードが出せないので注意が必要です。山道をゆったりと走りながら、佐藤さんに色んなお話を聞かせて頂きました。

神奈川県横浜市出身の佐藤さん、今から9年前の2011年に加計呂麻島に移住したといいます。何故奄美大島の加計呂麻島だったのか・・・?話を聞くと、テントを担いでキャンプをしながら旅をしている途中に立ち寄った場所が、ここ加計呂麻島だったそうです。

島人と島の自然に魅了され、加計呂麻島の動植物や戦跡の調査を行いながら現在はツアーガイドとして8年になるといいます。クロスアイランド奄美のツアーでは、エコツーリズムの概念に基づき、環境への配慮を最優先に行っています。少人数で旅をする人がゆっくりと自分のペースで参加できるツアーを心がけているといいます。


おひとり様から、お子様ももちろん参加できます!最大5名様までツアー参加が可能です。カップルで参加の場合は乗合になる可能性もあります。

ツアー内容は、海・山・川と様々です。主に3月から10月までは夏のツアーなので、シーカヤック、SUP、シュノーケルなど海遊びとなります。シーカヤックやSUPで海からしか行くことができない秘境の浜へ行ったり、マングローブを堪能することができます。

オフシーズンの11月から2月までは、山遊びが主となります。クロスアイランド奄美のトレッキングでは、山をゆっくり歩きながら加計呂麻島の集落の自然を目で見て感じることができます。特に加計呂麻島には至る場所に戦跡がたくさん残っており、自らの足で歩いて戦跡を体感することができます。加計呂麻島以外でも奄美群島最高峰、湯湾岳のトレッキングツアーも行っています。

ツアーは2月ということもあり、加計呂麻島の西にある実久集落の戦跡のトレッキングをお願いしました。トレッキングでは、山道を歩くので長靴をおすすめします。私は持参しましたが、もちろんレンタルも可能なので予約時にお伝えくださいね。


実久集落に到着し、いざ出発!少し歩くと見えてきたのは、旧日本軍の官舎跡です。この時代につくられた建物はとても丈夫で、今も当時のまま残っているものが多いといいます。

山道をどんどん登っていきます。この道は昔、軍用道路だったそうで、今は大きな石や折れた木など決して平坦な道ではありません。ですが、鳥の鳴き声や森の匂いを感ながら、佐藤さんの後をゆっくりついていきます。日陰だと涼しいですが天気が良いので、春を通り越してまるで夏!トレッキング日和です!

奄美群島の山の植物は、在来種と外来種が混じって生息しているといいます。奄美群島に限らずですが、生命力が強い外来種は今後自然環境や野生生物の生態系に被害を及ぼす深刻な問題になっていくと佐藤さんは語ります。

普段目にしない木々に癒されながら、30分程歩くと貯水所が現れました。今は使われていませんが、山から降りてきた雨水が溜まっていました。

山道のところどころに穴のようなものが空いていています。これは塹壕(ざんごう)といい、戦争時に敵の砲撃からみを守るために掘る穴や溝のことです。

少し登ったところで、視界がひらけ実久集落の海が見えました!まさに実久ブルー!

少し歩くと大きめの防空壕が現れました。木で覆われていましたが、ここも当時のまま残っています。

ここからはかなりの傾斜、黙々と登っていると「到着!」と佐藤さんの声。

山から突き出ている大きな岩に到着です!そして超絶景!!!

右方面は実久集落と山が広がり、左方面には実久の海のグラデーションが本当に素晴らしい大パノラマの景色です。

「ここでお昼にしましょう!」と佐藤さん。波の音、鳥のさえずりを聞きながらのランチは、贅沢の極み。心と体からパワーが溢れ出たような気がしました。

※クロスアイランド奄美ではランチ付ツアーもありますので、お問い合わせの際にご確認ください。

ランチ休憩をし、再出発です!

少し険しい道を登ると・・・なんだこれは!?もう少しで折れてしまいそうな危ない木。

これはマツの木だそう。地面には折れたたくさんのマツの木が・・・。このマツの種類はリュウキュウマツ、松くい虫が原因で芯だけが残って枯れて折れてしまっているとのこと。


佐藤さんは「僕が移住したくらいから加計呂麻島も松くい虫の被害をよく見たよ、今は台風とか大雨で倒れたマツの木が多いかもしれない。ただ倒れたマツの木は面白くて、マツの枝をノコギリで切るとマツヤニが出てくる、ファットウッドっていっていわゆる焚火などをする際に着火剤になる大切な資源なんだよ!」と、プチアウトドア情報も教えてくれました。

「この葉は、ユズリ木といって島人はユズリハっていうかな。新しい葉がつくと古い葉が落ちるという縁起の良い葉だから、集落によるけど、お正月の門松に使っているよ!」

島の暮らしの知識をあれこれ話してもらいながら進んで行くと突如現れたのは、大正期にコンクリートでつくられた兵舎です。

内部はこんな感じになっています。

また歩いて行くと昭和期につくられたという防空壕を発見。現在はキクガシラコウモリの住処になっているそうです。

そのまま弾薬庫に向かいます。途中には、自然の威力を目の当たりに・・・。恐らく台風で根ごと倒れかけた状態のまま成長を続けているアカギです。横から見ると、本体は倒れているけど枝がどんどん上に伸びています。


佐藤さん「こういうのも見てるだけど面白いよね!」と一言。自然のパワーと木々の生命力が本当にすごいです!

次に現れたのは、砲台です。奥に円形にコンクリートが見えます。ここに置かれていた大砲は、15㎝カノン砲だといいます。今は木々が生い茂っていますが、その昔は見通しが良く、東シナ海が見えたそうです。

少し奥に歩いて行くと、弾薬庫が出てきました。安脚場にある弾薬庫と同じつくりになっています。その当時は大砲2門につき、この大きさの弾薬庫が1つ設置されており、砲側弾薬庫(ほうそくだんやくこ)といわれていたといいます。

中に入ってみると壁は白く、内部も全て綺麗に残されています。大正初期は電気がなかったのでランプの時代、少しでも明るくなるために白く塗っていたようです。この弾薬庫は大正9年から12年につくられているので、約100年前になります。

ガジュマルの奥に2つ目の弾薬庫も発見しました。佐藤さん曰く、当時からこの場所が分からないようカモフラージュとして残っているものだと思うと話していました。

そしてここにも砲台が残っています。

実久にある一通りの戦跡を見終わり、次は今登ってきた道を下山します。当時の日本、戦争の歴史を話してもらいながら今回のトレッキングツアーは終了です。

実久集落に戻り、「はまのお店」の前にある休憩所で、島人と一緒に少し休憩です。

現在、佐藤さんはガイドをしながら、カケロマ島ジビエ研究会の代表として様々な動きをしているそうです。


ジビエとはフランス語で、狩猟で得た自然の野生鳥獣の肉を意味する言葉です。加計呂麻島に生息する希少なリュウキュウイノシシを自ら狩猟し、捌いて食しています。また加工品などにして島内島外でも多くの方に食べてもらいたいという気持ちで活動を行っているといいます。島のイノシシは害獣駆除の対象となっており、農家を守るため毎年殺されています。


佐藤さんは、「命を無駄にすることなく、美味しい食材になることで島が盛り上がりより豊かになるために今、力を入れて動いています!」と、話して下さいました。カケロマ島ジビエ研究会については、こちらをご覧ください。


穏やかな気候と実久ブルー、加計呂麻島のゆったりと流れる時間に癒されました。

クロスアイランド奄美、佐藤さんから一言!

「奄美大島加計呂麻島に来て早9年、ガイドとして8年、島に来て出会った方々に恵まれたことで、より深く島の動植物や戦跡、島人の生活などを深く知ることが出来ました。奄美を訪れてもらった方達には一過性ではなく、”奄美ファン”になって頂けるようなガイドを心がけています。おかげさまで毎年奄美に来て頂くお客さまが多く、毎年楽しんで島に癒されて頂き、笑顔でまた島に帰ってきてもらえるように、一人ひとりのお客さまを大切にしています!是非加計呂麻島へ!」


クロスアイランド奄美は、年中ツアーを行っています。夏は海、冬は山!秘境の地である加計呂麻島で、都会では味わうことの出来ない素敵な時間を過ごしてみてください!

【店舗名】

店舗名:クロスアイランド奄美

営業時間:9:00~17:00

住所: 鹿児島県大島郡瀬戸内町渡連512

定休日:不定休

電話番号:090-2013-5228

HP:https://www.crossisland-kakeroma.com/about

アドレス:crossisland.outfitter@gmail.com

駐車場:無

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