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『奄美旅ガイドとみなが』でのんびりとディープな瀬戸内町、加計呂麻島の旅を!


奄美群島認定エコツアーガイド富永誠吾(とみながせいご)さん。今回は、富永さんの生まれ育った場所である加計呂麻島の須子茂(すこも)集落のディープツアーをお願いしました!

古仁屋港フェリー乗り場で待ち合わせ。瀬相港まで着く約20分間で、今回訪れる加計呂麻島須子茂集落について予習をしてくれました。

まだ若かった富永さんが撮影していた写真が、当時の須子茂集落の貴重な写真で2019年に新聞に取り上げられました。須子茂集落は、弥生時代と平安時代の遺跡が今もなお発掘される貴重な場所だそうです。色んな話を聞いていると、とてもワクワクしてきました!

加計呂麻島の瀬相港に到着し、レンタカーで出発です!

須子茂集落までの道のりには名所の『嘉入(かにゅう)の滝』、別名ウティリミズヌ瀧があります。

その昔は聖域としてノロの親神だけが身を清める場所でした。水源地は標高310m、豊富な水に恵まれ田んぼで稲作を行っていたそうです。滝の水音と太陽の光が、とても幻想的な空間を演出してくれました。

道路の脇には、たくさんの植物たちが生い茂っています。

少し走ると嘉入集落の海にある『亀石(カムディ)』と呼ばれている一枚岩が見えてきました。車からだったので少し遠いですが、突如現れるカムディは嘉入集落のシンボルです。

富永さんは定年退職後、奄美大島に戻り現在ガイドを始めて約7年になるそうです。昔から自然が大好きなのでゆったりとした生活を…とこの島へ戻りました。色んな話をしながらゆったりとした時間が過ぎ、須子茂集落に到着!

この日のお天気は少し曇りでしたが、須子茂海岸の海の色はとても綺麗でした。

ここ須子茂海岸から見る景色は、昔から変わらないといいます。海岸から約5キロの沖合右手に見えるのは無人島『須子茂離(すこもばなれ)』です。その他にも奄美群島であるハンミャ島、請島、与路島、晴れた日には徳之島まで見える絶景ポイントとなっています。

須子茂海岸に面している道や集落内には、美しい生垣があります。須子茂集落は、鹿児島県の景観づくり部門の優秀賞を受賞したゴミ一つない集落です。この生垣は潮風に強い月橘(ゲッキツ)という種で形成され、家を囲み守っています。全て地域の住民たちによって背丈を切り揃え害虫駆除などを行いながら、須子茂集落の素晴らしい生垣の景観を維持しています。

須子茂集落内を一周ぶらりと散策しました。歩いていると、家々の玄関前に大きな貝殻が置かれているのが目につきました。奄美・沖縄などでは、火難除けや魔除けとして玄関などに置く習慣があります。6本の突起が漢字の「水」に似ていることから”スイジガイ(水字貝)”と呼ばれています。

加計呂麻バス須子茂の待合所!木で造られていて雨も避けれます。地面には海から持ってきた珊瑚が敷き詰められていました。とっても可愛い!

そしてここ須子茂集落には昔から変わらない景色がもう一つあります。祭祀関連の跡が現在も集落に残っているのです。須子茂集落西側には、祭祀が行われる「ミャー」と呼ばれる広場があり、真ん中には土俵があります。その横には「アシャゲ」と呼ばれる神聖な建物があり、農作物の豊作をを祀る場所となります。

土俵は普段はブルーシートをかけて保管しています。この広場には、昭和22年に青年団が寄付した大きくて立派な「センダンの木」があります。

アシャゲの東側には「イビガナシ」と呼ばれる石灰岩の自然岩があり、集落を守っている神様といわれています。

また広場にはもう一つ「トネヤ」と呼ばれる小屋があります。トネヤは、天空の神様であるオボツカグラと、海の神様であるネリヤカナヤを送り迎えする場所です。


奄美群島で祭祀を司るシャーマン(民間霊媒師)、女性司祭者のノロ(祝女)による祭祀が、須子茂集落では昭和40年代まで行われていたといいます。その当時須子茂集落では65歳以上の女性全員がノロになり祭祀を行っていました。

また、その祭祀で天から降りてきた神様が通る道といわれている「神道(カミミチ)」も当時のまま残っています。人がギリギリ通れるくらい狭いですが、綺麗に整備されています。

こちらは、集落の東側にあるアナタリのアシャゲとトネヤ跡です。

現在は住居の敷地の中ではありますが、イビガナシも残されています。

アシャゲの横には昔の若者の力比べに使われたといわれる「一太郎石(力石)」があります。わたしも持ってみましたが、ぴくりとも動きませんでした。


須子茂集落は小さな集落ですが、昔からある祭祀が2箇所も残っている日本でも珍しい場所です。

集落を一通り散歩したので、お昼休憩です。富永さんにお昼は持参してくださいとのことだったので、おにぎりを作ってきました。須子茂海岸のすずみ台で、絶景を見ながらのランチは格別です!

すると富永さん、「コーヒーでも飲みにいきましょうか!」とのことで、須子茂集落にある『tiki coffee(ティキコーヒー)』へ。tiki coffeeは不定休なので、道にあるこの氷の旗で見分けるそうです。この日は旗が出ていました!

私は、tikiラテを注文!コーヒーとフォームドミルクと手作り練乳でできたラテは、甘すぎず優しい味で集落の静けさと波の音を聞きながら心やすらぐひと時を過ごせました。

須子茂集落の生垣を通りながら向かったの次の場所は、須子茂小学校です。

現在は休校中ですが、集落の方達が手入れしているようで綺麗に保たれています。校庭の真ん中には大きなデイゴの木がそびえたっています。

小学校の体育館裏側には文化遺産として残されている「イジミ」と呼ばれている泉があります。集落の住民は、水は傷みものなので毎朝天秤棒で水を汲みにきたといいます。現在でも集落の飲み水として使用しています。

校庭の端には登録文化財の「奉安殿」があります。戦前に天皇・皇后の御真影と教育勅語を納めていた建物です。昔は授業が始まる前にお参りをしていたといいます。現在瀬戸内町には、須子茂集落を含め6つの奉安殿が残っています。当時から貴重な文化財でしたが、子供たちはすべり台として遊んでいたといいます。

校庭にある「母と子の像」。鹿島建設から贈られたこの像には深いエピソードがあります。


昭和37年、夜しか電気が使えなかった加計呂麻島は、教育への悩みがあったといいます。当時の須子茂小学校の校長先生がNHKのラジオ番組でこの悩みを読み、それを聞いていた大手ゼネコン鹿島建設社長が資金援助を行い、小学校には自家発電が整備されることによって、視聴覚教育が充実したといいます。


このような縁があり、鹿島建設から贈呈されたのがこの像。父親が出稼ぎにいっている間に母が子を守り育てる意味があり、像にも「希望をめざして 須子茂の母と子」と刻まれています。

深いエピソードを聞きながら校庭をぐるりと一周していると、木と同色のトカゲを発見!キノボリトカゲの子供で大きくなると緑になるよ、と教えてくれました。

そびえたつデイゴの木はまるで遊具のようで、木の間や幹にある登り棒がデイゴの木と一体化しています!デイゴは時間が経つと自分のものにする性質があるそうです!(写真スライド)

小学校を後にし向かったのは「厳島神社」。目の前にハナシュクシャが白い花をたくさん咲かせていました。湿地帯に生える外来種で、ハワイ等では香水の原料といわれています。

帰りのフェリー乗り場瀬相港に向かうまで少し時間があったので、花富(けどみ)集落にある花富峠、通称「タカテルポイント」にやって来ました。思わず息をのむ絶景!空や雲がとても近く感じました。

途中、伊子茂集落の「伊子茂まもる君」とパシャリ。

そのまま於斉集落の観光スポット「於斉のガジュマル」へ。そびえたつガジュマルはには手作りのターザンロープがあり、ゆったりとした時間が過ぎていました。

富永さん「ガジュマルはどうやって出来ているか知っている?」と一言。


「ガジュマルは気根を地面におろしながら枝を伸ばして、大きく太くなりどんどん増えていく植物なんだよ。」

大きくて立派な於斉のガジュマル、海が近くにありガジュマルに集う観光客や島人もいて島時間を堪能できる素敵な場所でした。

富永さんのエコツアーガイドをたっぷりと楽しんだ半日コースもこれにて終了!最後は瀬相港にあるいっちゃむん市場でパッションソフトクリームを食べながらフェリーを待ち、素敵で濃厚な加計呂麻島ツアーを大満喫しました!

富永さんから一言!

「都会の仕事に疲れたら、加計呂麻島に癒されに来てくださいね!僕のツアーは『安心安全!奄美の自然でのんびり癒し旅』を心がけ、お客さまのご要望に沿ったツアーを提案しています!ご夫婦・女子旅・シニア世代の方が、普段感じることが出来ないのんびりディープな旅へお連れ致します!」


加計呂麻島は、昔の風景が今もなお残っている場所が多くあるとっても素敵な島です。ぜひ、非日常を味わえる旅を!団体様は7名まで、お電話にてご予約受付中です。


【ガイド内容】シマ(集落)歩き、絶景パワースポット巡り、山野草巡り(植物観測)、磯遊び、戦跡巡り

【基本コース】加計呂麻島(半日・1日)奄美本島(半日・1日)

【店舗名】

店舗名:奄美旅ガイドとみなが

営業時間:8:00~20:00

住所:鹿児島県大島郡瀬戸内町久根津

定休日:水曜日

電話番号:090-1625-9703

HP:https://amamitabigaido.wixsite.com/mysite

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